ご挨拶
これまで思春期の神経性やせ症(AN)は、慢性化や死亡率の点で難治とされてきました。
FamilyBasedTreatment(FBT)はANに対してエビデンスが高い新しい治療法です。
特に家族が介入の主体となって、スタッフはチームでそれを支えるところに特徴があります。
また、この治療法は早期に発見して早期に介入することが、いかに予後を改善するかについて伝えています。
本研修では、摂食障害の基礎知識とその鑑別、介入の原理原則、FBTの理論と実践について、具体的に学ぶことができ、ANにアプローチする際の心強い指針となるでしょう。
一般社団法人CBTを学ぶ会では【児童思春期の摂食障害 基礎から臨床まで】という二日間研修を企画しました。
児童思春期の摂食障害について基礎的な知識を学ぶとともに、神経性やせ症に確かで強力なエビデンスを持つFamily Based Treatmentについて学びましょう。
お誘い合わせの上、奮ってご参加下さい。
日程
録画視聴参加 2021/01/30(土)10:00~ 03/31(水)20:00
録画視聴参加者用質疑オンラインLIVE 2021/04/04 13:00~15:00
研修内容・時間
1日目『児童思春期の摂食障害の基礎知識』5時間半程度
【内容】児童思春期の摂食障害に対する正しい知識と、それぞれの専門的立場からの適切な対応の仕方を学ぶこと。そして、早期発見早期介入の重要性。さらに、治療に家族に積極的に関わってもらうことの大切さを理解すること。
タイトル | 演者 | 視聴時間のめやす |
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OP~①児童思春期の摂食障害の概要 診断分類 | 西川公平 (一般社団法人CBTを学ぶ会) 井口敏之先生 (星ヶ丘マタニティ病院) |
約55分 |
②総合病院児童青年精神科における摂食障害臨床 | 鈴木太先生 (福井大学) |
約1時間13分 |
③ステージ分類と治療選択肢 | 鈴木先生 | 約18分 |
④神経性やせ症の治療の実際 | 井口先生 | 約39分 |
⑤本人が治る気にならなければ治らないのでは? | 荻原かおり (東京ナショナルサイコセラピー二子玉川オフィス) |
約32分 |
⑥摂食障害に関する 学校と医療の連携のための 対応指針 | 井口先生 | 約12分 |
⑦事例検討<1> | 西川公平 | 約28分 |
⑧午後の部Q&A(事前質問も含む) | 井口先生 鈴木先生 荻原先生 西川公平 |
約34分 |
2日目『Family Based Treatmentの理論と実際』5時間半程度
【内容】Family Based Treatmentの理論的前提や、スタンダードなアプローチを学ぶ。実際の臨床場面でどのように実践できるか、イメージを持ってもらう。
タイトル | 演者 | 視聴時間のめやす |
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⑨あいさつ、事務連絡 ? FBTが児童思春期ANの第一治療選択肢となるまで | 西川公平 (一般社団法人CBTを学ぶ会) 鈴木太先生 (福井大学) |
約48分 |
⑩FBTとは(前半) | 井口敏之 (星ヶ丘マタニティ病院) 荻原かおり (東京ナショナルサイコセラピー二子玉川オフィス) |
約1時間45分 |
⑪FBTとは(後半) | 井口先生 荻原先生 |
約1時間7分 |
⑫FBTの応用 | 井口先生 荻原先生 |
約15分 |
⑬事例検討<2> | 西川公平 | 約55分 |
⑭Q&A(事前質問も含む) ? 締めの挨拶・事務連絡 | 井口先生 鈴木先生 荻原先生 西川公平 |
約11分 |
講師
井口 敏之医療法人東恵会 星ヶ丘マタニティ病院 副院長 小児科専門医、臨床心理士、日本小児心身医学会 理事 認定医/指導医 |
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荻原 かおり東京インターナショナルサイコセラピー 二子玉川オフィス 臨床心理士、公認心理師 |
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鈴木 太福井大学 子どものこころの発達研究センター准教授 医学博士、精神保健指定医、日本精神神経学会専門医/指導医、日本摂食障害学会評議員、日本児童青年精神医学会代議員 |
主催
一般社団法人 CBTを学ぶ会
協賛
CBTセンター
後援(あいうえお順)
- 滋賀医科大学小児科学講座
- 滋賀医科大学精神医学講座
チラシダウンロード
参加対象
【1日目】養護教諭、スクールカウンセラーなど子どもを支援する立場にある専門家。摂食障害の専門知識や経験がそれほど多くない精神科医、小児科医、心理師、看護師、保健師、管理栄養士など。
【2日目】児童思春期の摂食障害をある程度知っている、何例か治療を経験している臨床家。神経性やせ症の治療に携わっておられる、小児科、精神科を中心とした、医療、保健、福祉、教育等さまざまな現場で臨床をされている有職専門家。
または1日目の研修を受けた者で、 今後摂食障害治療に意欲があるもの。
大学院生さんは有給の臨床現場を持ち、かつ所属大学教員の推薦状をお持ちいただければ参加可能です。
(すでに当会のこれまでの研修会で提出頂いている方は結構です)
推薦状はこちら
臨床的な対象者を持たない方、得られた知見を還元する対象者さんが居ない方は参加できません。
(その他、事務局の判断でお断りする場合もございます。予めご了承下さい)
定員
録画視聴参加 10,000名(定員に達し次第、締め切ります)
参加費
1日参加 15,000円、両日参加 28,000円
各種割引(併用不可)
子育て支援割:各都道府県の子育て支援カードをお持ちの方は、1日あたり2000円OFF。
施設団体割:同一施設から団体で参加される場合、5名まで50,000円で参加できます。(要全員申込・代表者振込・別々に視聴可。会場と録画も可。6名以上になる場合は2口申し込んでください)
摂食障害の中でも、神経性やせ症は特に多職種連携が必要な病気ですので、団体割引を作らせてもらいました。それぞれ申し込み必要ですが、会場・録画どちらでも、バラバラの場所でも参加可能です。6-10名は倍で申し込んでください。ぜひ参加者を募ってお申し込みください。
https://cbtcenter.jp/extra/dantai.pdf振込先
◆ゆうちょ銀行から振込
記号-番号:14640-3549621
口座名:一般社団法人 CBTを学ぶ会 シヤ)シービーテイーヲマナブカイ
◆その他金融機関から振込
ゆうちょ銀行 四六八(ヨンロクハチ)支店 支店番号:468 普通口座 番号:0354962
口座名:一般社団法人 CBTを学ぶ会 シヤ)シービーテイーヲマナブカイ
※原則、金融機関が発行する利用明細書等を持ちまして領収書に代えさせていただきます。
日程
2020/11/13 | 申込開始 |
2021/01/30 10:00- | 録画視聴開始 |
2021/03/24 ~15:00 | 録画参加申込、振込締切 |
2021/03/31 ~20:00 | 録画視聴終了 |
2021/04/04 13:00~15:00 | 録画視聴参加者用質疑オンラインLIVE |
その他
- 講師の井口先生、荻原先生のFBT論文がパブリッシュされました。
- 子育て支援割をご希望の方は、子育て支援カードとお子さんの写真を添付し、事務局までメールしてください
- 団体割には1日参加はありません。また各人分のお申し込みが必要です。代表者が一括でお振込みください。
- 臨床心理士ポイントを申請予定です。
- 講師のご厚意で、4/4に追加で、録画視聴者のための質疑オンラインLIVEの開催が決定しました。
- 2021/01/27までに受付・入金確認済みの方には、既に視聴案内をお送りして言います。迷惑メールフォルダを探しても案内が届いていない方は、事務局(studyあっとまーくcbtcenter.jp)までご連絡ください。