認知行動療法基礎研修会の概要
「今日から始める認知行動療法~5つのコツ~」
認知行動療法基礎研修会では、講義や実習によりCBTのエッセンスを学ぶことができます。
認知行動療法の概要とアプローチの方法について解説します。
講 師:西川公平(CBTセンター,滋賀医科大学精神医学講座,専門行動療法士)
CBT Case Camp:ロールプレイセッションの概要
ロールプレイセッションでは、複数人でグループを作りクライエント役とセラピスト役に分かれロールプレイを行います。
終了後にはグループ内でふりかえりを行います。
CBT Case Camp:事例検討の概要
募集する事例の種類は2つあります。
一つは、セッションにおける患者さんとのやり取りを発表する、面接<話術>です。
1セッションにおける録音、録画データなどを用いて、なるべく逐語禄を元にご発表下さい。
もう一つは、クライアントさんと面接全体を発表するという、いわゆる普通の<事例>です。
どちらの報告においても、ターゲットとなる「認知・行動」とその変化、およびそのような認知・行動の変化を表す事実を明白にご発表下さい。
発表の流れ
各人の持ち時間は90分です。発表→40分、事実確認→5分、グループディスカッション→25分、全体のディスカッション→15分になります。
グループディスカッションの概要
ディスカッションは全体のものとグループのものがあります。
4~6人程度の小グループを作って、それぞれのグループで、発表された内容に対してディスカッションをしてもらいます。
グループディスカッションでは最後にまとめを行い、発表者にディスカッション内容をまとめた資料をプレゼントします。
2015初夏合宿の発表例
- <話術> 認知行動療法における診断のあり方
稲垣貴彦(滋賀医科大学地域精神医療学講座) - <事例> 双極性障害の60代女性-認知行動療法的介入モデルを用いて-
松本一記(広島県教育委員会) - <事例> 大うつ病性障害への普通のCBT
小松広幸(ほづみクリニック) - <事例> レポートが書けないという主訴で来談された20代男性への認知行動療法
上村拓(メンタルクリニック クラルス) - <事例> 身体幻覚への認知行動療法~筋肉の揺れと家族関係~
佐藤裕樹(倉吉病院) - <事例> 生活保護離脱をめざして作業所で働くが、そこに大嫌いなやつがいるクライエントに対する認知行動療法
岡本礼恵(長浜赤十字病院)
同意書
発表においてはヘルシンキ条約に基づく患者さんの同意書が必要です。
また、倫理上の規定から、発表にはクライアントさんの書面による同意書の写しを事務局に見せて頂く必要がありますので、ご準備下さい。
同意書に特に形式はありませんが、本人の自筆であること、未成年の場合は保護者の自筆も要ること、同意が撤回できることが明記されていることなどが必要です。
同意書のひな形ダウンロード
上記同意書はその目安ですが、そのまま使用いただいても大丈夫です。
倫理
倫理に関しては、社)CBTを学ぶ会 倫理委員会にて審議します。