事例報告の概要
募集する事例報告の種類は2つあります。
一つは、セッションにおける患者さんとのやり取りを発表する、面接<話術>の報告です。
1セッションにおける録音、録画データなどを用いて、なるべく逐語禄を元にご発表下さい。
もう一つは、クライアントさんと面接全体を発表するという、いわゆる普通の<事例>報告です。
どちらの報告においても、ターゲットとなる「認知」とその変化、およびそのような認知の変化を表す事実を明白にご発表下さい。
発表の流れ
各人の持ち時間は90分です。そのうちおよそ40分がプレゼン、40分がグループディスカッション、10分が全体のディスカッションになります。
2014初夏合宿の発表例
- <事例> 息苦しさと不安感を訴える女性の事例
小松広幸(ホヅミクリニック) - <話術> 小学6年生へのリーダーシップをテーマにしたこころのスキルアッププログラムの話法
太田滋春(さっぽろCBT counseling space こころsofa) - <事例> 極端思考に陥りやすい男性に対する認知行動療法
岡村優希(CBTセンター) - <事例> 葛藤場面での過食嘔吐が習慣化した20代女性に対するCBT
馬ノ段梨乃(京都産業メンタルヘルスセンター) - <話術> 10min. CBTの試み
稲垣貴彦(滋賀医科大学地域精神医療学講座) - <事例> 頭の中の8人組 -強迫性緩慢に対する認知行動療法-
佐藤裕樹(倉吉病院) - <事例> エクササイズへの気付きでよくなることから解放された事例
岡本利子(医療法人 嶺南病院) - <話術> OCDの治療で困るCBT施術者に対するビデオフィードバック法
高橋史(信州大学)
同意書
発表においてはヘルシンキ条約に基づく患者さんの同意書が必要です。
また、倫理上の規定から、発表にはクライアントさんの書面による同意書の写しを事務局に見せて頂く必要がありますので、ご準備下さい。
同意書に特に形式はありませんが、本人の自筆であること、未成年の場合は保護者の自筆も要ること、同意が撤回できることが明記されていることなどが必要です。
同意書のひな形ダウンロード
上記同意書はその目安ですが、そのまま使用いただいても大丈夫です。
倫理
倫理に関しては、社)CBTを学ぶ会 倫理委員会にて審議します。